プチ再生産で映画嫌いを克服

分かりやすいタイトルをと思ってつけたらちょっと極端になってしまった気がします。
正確には「映画が苦手な私がPoICで映画についてぷち再生産してみた」ってとこでしょうか。
PoICについては→こちら
映画関連のカードが結構溜まってきていたのでこれはきっと再生産すれば何か起こる!ってことで結構意外なことが発見できたりしたので書くことにしました。
私はとても映画が苦手でした。普通に自宅でDVDやテレビ放送を見るのも苦手だし、映画館で見ることなんてずっと何年も不可能なことでした。それが、最近ようやく映画館に行けるようになり、以前もアリエッティを観た感想など記事にしたこともあります。
そこに至るまでにこのPoICで書いたカードのプチ再生産があったというわけです。
再生産とは簡単に言うとカードに書いた内容を利用して何かを生産するということです。今回は映画関連のカードを抜き出し全部を床にばら撒き、それを眺めて何か発見できないかと。映画を見に行けるようにどうにかして変えられないかと読み込んでみました。

ではまず一部内容を書き出してみましょう。

・約2時間座ってずっとみないといけないのが苦痛
・映画館は人がいっぱいいて暗いのが嫌
・映画に集中できないのに見続けないといけないのが嫌
・途中でいたたまれなくなることがある
・夫が映画好きだから一緒にみたい
・映画は楽しめるときもあるけどすごくつらい時もある
・映画館に見に行くとお金がかかる
・見たいのに見れないのが辛い
・そもそもテレビを見るのが辛い

カードを並べてぼーっと眺めていていました。
で、ここで初めて気づいたんですが私は映画が嫌いなのではなくむしろ好きなのではないかと。
いろんな苦手が重なって映画自体を嫌いになりつつあっただけで、でも好きだから観られないのがますます辛くさせていると。


それから次に気付いたのは観れない理由が病気的な部分と私の性格的なものからくるものに分かれていること。
映画館の「人が多くて暗い」のが駄目なのはどうしても他人が近くにいるのが辛い時期がせいだし、暗いと近くにいる他人が何をしていてどういう表情をしているのかがわからないためますます不安になってしまっていたんだと思います。
テレビが辛い」というのもとにかく音に敏感な時期があってテレビがついていてにぎやかな音がするだけで駄目だったことが良くありました。その時は夫が私の横で借りてきた映画を見たり放送を見るだけで吐き気がしたものでした。
この辺が病気的なメンタルヘルス的な原因だったのではと。

そして性格的な部分と書きましたがそれはどういうことかと言いますと、「私は映画に影響されすぎる」ということです。
とにかく物語の中に入り込みすぎてしまうたちだと。だから主人公になりきって辛い映画なら自分も辛くなっていたたまれなくなってしまうわけです。これは裏を返せば幸せな映画を見れば幸せを誰より感じられるわけですからとても良いことです。でも私の体調の悪さや精神的な不安定さがここに加わると悪い結果にもなります。そういうときに見るとハッピーエンドが用意されていても主人公の辛さに感情移入し過ぎてそこで見るのをやめてしまったりします。そんなことをしていればちっとも映画を楽しめません。

そしてここまで考えてある一つの映画を見るのが辛い理由に行き当たります。それは「すべての映画が楽しめて感情移入できて自分の思ったとおりのものである」という決めつけが私の中であったためそれを外れてしまった映画は観るだけでも辛くなってしまうということです。
実は私、マンガや本など物語などの作品は「楽しめない作品などない。もし一切その作品に楽しめる部分がないとおもうのならそれは自分のせい。まだ自分がその作品を楽しめる段階にないだけ」という気持ちをもっています。なので映画にもそう考えてしまいがちだったのですが、そもそも映像と活字の違いをきちんと分かっていなかったのかもしれません。
映画はいろんなことが重なって楽しめないことが多くマンガや本はいろんなことが重なって楽しめることの方が多いのです。
そりゃ楽しめないことが多ければ「何で楽しめないんだろう。楽しめない私はおかしいの?」なんて思っちゃったりするわけです。
もうあとは悪循環です。
失敗の無限ループ。映画館という場所に嫌な思い出を残したり自宅で映画を観るという楽しみが楽しくなくなってしまう。夫が映画を観たくても映画館どころか自宅でもつき合ってあげられない。そんな自分がどんどん嫌になって・・・

そりゃ映画を嫌いになってしまいますよね。


ってことでこれらをふまえてどうすれば映画を観れるか、どういうことに気をつけると映画を楽しんで観ることができるのかについて
考えてみました。

1.体調が悪いときに絶対観ない

これはもう絶対です。精神的にも肉体的にも調子の悪いときには映画自体に関わらないこと。夫が家で観たいときも出来るだけその時は違う部屋で音楽をイヤホンで聴きながらなにかするとかマンガを読むとか。最近はテレビ放送の場合録画が出来るようになったのでそれも活用。もうホント可哀想ですが最初はひたすら夫には我慢してもらいました。
映画館に行くときはもしものことを考えて座席指定出来るところでしか観ないし、通路側でなければ観ません。これは体調が悪くなったときのためでもあるし、人が近くにいると調子が悪くなりやすいのでそれ防止ですね。

2.映画中身をある程度調べてから観る

とにかくどんな映画か、どんな評判か、興味がもてる映画か、ネタバレを見ない程度に調べてから観ます。ある程度知っていたら途中で断念する確率を減らせるようになりました。なので最近は映画館で観るものは基本楽しい映画、サスペンスやちょっと辛そうなものは途中で簡単に止められるよう自宅で観るようになりました。
こないだ観たハリーポッター最終章前編はかなり私の中では冒険でしたが、どうにか観れました。ずいぶんハードルが最近は下がった気がしています。

3.原作が好きな映画は映画館に行かない

特にマンガ原作だとイメージと違いすぎたりして感情移入できなかったりする場合もあるので危険なため大好きな作品については映画館で観るのはあきらめるようにしました。一応例外として「のだめ」だけは観に行きました。あれはドラマでワンクッションあったので大丈夫だったので。

4.夫が一人で映画館にいったり家で観れる環境を作る

これは、新築して部屋が増えたことも大きかった気がしますね。私が観れなかったりする映画でも夫は好きな場合があります。そんなときに我慢させないで観てもらえるようどうすれば家で夫が観ていても自分が辛くないのかたくさん考えました。
一番やっかいなのが「たかが映画も自由に見せてあげられない悪妻」と自分で自分を責めてしまうことです。夫のためと言えば聞こえは良いですが、そうではなく自分のために努力するよう心がけました。

5.映画を観る前の儀式を作る

とにかく映画に集中できる状況を作ってから観るようにします。映画の前は目を使う作業は極力避けて目の運動(http://www.youtube.com/watch?v=v9C4MAByXic)をするとか、軽いストレッチをして身体を柔らかくしておくとか。あと、きちんとトイレに行くとか映画館なら早めに到着するようにするとか。
コンディションを整える儀式を作ることですんなりと頭を映画モードに切り替えられるようにと。




こんな感じでしょうか。今回はかなりプチプチな再生産だったのでカードを見ながら気付いたことをノートに書きとめていって、どうすれば映画が観れるのか走り書きのようにがさっと書いただけでした。そして、ちょっとづつ実行してみると。
するとなんだかうまい具合にストレスを回避することが出来て楽しめるようになってきたのでした。
やっぱり一番びっくりしたのは「映画が本当は好きで好きで観たくてたまらない」という自分に気付いたことですね。
ずっと映画は嫌いだと思ってましたからねー。最近は自宅で週に2本くらいは観れるようになったし1ヶ月に1回くらい映画館にもいけるようになりました。
こういうことに気付けるのってやっぱりPoICならではだと思うんですよね。
思ったことをカードに書いてそれの中から再生産したいカードを抜き出して並べたり並べ替えたり束にしたり。そうすることで見えてくる何かがある。ノートにひたすら何かを書いているだけじゃ出来ないこと。
混沌としている自分の頭の中を整理して本当の自分を知れる
…なんか大げさかもしれませんが、私は本当にPoICに出会って生きやすくなったと思っています。



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