DIY 木材の塗装の仕方ー準備編ー

今必死になって製作中の書斎用机の塗装がひと段落してきたので記事にしました。

家具作りが夫婦共通の趣味で二人で協力して作っています。
二人であーでもないこーでもないと言いながらデザインを決め、木材を購入して夫がカット(買ったお店でもカットしてもらうことも)。私がヤスリ掛けと塗装をし、旦那が組み立てます。
休日は二人でやりますが基本の担当はこんな感じ。

ってことでヤスリ掛け・塗装担当として今までやってきたことを書いちゃおうと思います。
ただ、ほとんど独学なので間違っている部分もあると思いますのでその時はコメントいただけると嬉しいです。


さて、では今回は塗装準備編です。いきましょー!

塗装が先か組立が先か

まずはDIYで家具を作るにあたって最初にぶち当たる問題です。
これは本当にケースバイケースとしか言いづらいのですがだいたいの基準を書きます。

 ■組立を先にした方がいい場合
  ・きっちりした寸法の家具を作る場合。
   (やすりがけ、塗装で少しでも寸法のズレがでないように。)
  ・塗装しなくて良い面が多い場合
   (木材が重なりあったりする面積が多い時そこまで塗ると塗料がもったいない)

 ■塗装を先にした方がいい場合
  ・組み立てると塗りにくい面ができてしまう場合
  ・とにかく綺麗に塗りたい場合
   (平面で塗れるので塗りやすく失敗しにくい)

このような感じで考えています。
私の場合組み立ててしまうと一人で持ち上げて塗る面を変えたりだとかが大変になってしまうのでできるだけ塗装から先にすることが多いです。
でもまあ、ホントその家具の形状によるんですがね。
今回は単純な構造かつ大きさが大きいので先に塗装をしました。

道具を準備



準備する物は
養生シート・ガムテープ・板を乗せる汚れてもいい台・紙ヤスリ・紙ヤスリ固定するホルダー・いらない布・筆・塗料・塗料を入れるもの・水入れ」です。

私は室内でやっているためフローリングにまずブルーシートを引きその上に板を浮かせるための台を置き、上からさらに養生シートをかけて板を置くというふうに念を入れています。
養生シートと言うのは上の写真の水色のロールになっているヤツで薄いビニールみたいなものです。
ホームセンターに行けば売っていると思います。ブルーシートを買うより安いので使い捨て用です。
養生シート・ガムテープはとにかく下が汚れないようにするためのものなでので板の大きさによっては新聞紙でも充分です。

水入れ・塗料入れは私は塗料に付属していたもの使っています。
2Lくらいのペットボトルのを切ってそこ部分を容器にしてもいいです。
もし繰り返し使いたいのであれば塗料入れだけは陶器にすると洗っても綺麗に落ちるのでとてもいいです。

紙ヤスリは粗めの物と細か目のものを準備します。
私の場合、80番と240番を使っていますがかんな掛けされている木なら表面も綺麗なので240番だけでやっています。もっと綺麗にしたければ大きい番数のものをかければいいと思います。
紙ヤスリのみでも木片に巻いて使うことができますがヤスリ固定するホルダーを使うと本当に楽です。準備しておきましょう。

★ヤスリホルダー★
上の写真にある緑のが私の使っているものでヤスリがロールタイプになっていて引っ張って出すと裏がシールみたいになっていてぺったりとくっつきます。
このタイプは紙やすり自体もちょっと高くなってしまうので
右のような挟み込むだけのタイプでも全然問題なく使えます。
どちらかと言えば私の使っている方のが若干ずれにくいってくらいです。

 タジマ 研削ツールヤスリホルダー75YH-75

 タジマ 研削ツールヤスリホルダー75YH-75

価格:1,540円(税込、送料別)

じつは、うちには電動のヤスリ掛けもあってそれが一番楽なんですけどねw

塗料と筆の選び方

今回使った塗料は「ワシンカラーニスオールナット」です。
塗料にもいろいろな種類があるので説明します。
※室内用家具についてのみです。屋外用とは違います。

まず、木目を出したいのか出したくないのかで大きく変わります。
木目を出したい場合はニスやステインで、出したくない場合はペンキを塗ります。
前者は木目を生かしたナチュラルテイストな感じに仕上がり、後者はフラットな色味を楽しめます。
どちらも木材用と書かれたものを選びましょう。

次に油性か水性かですが、基本初心者は水性を選びましょう。
なぜなら、取り扱いが楽だからです。
油性の場合薄めたい場合べつに薄め液と言う物が必要で水では薄められません。
水性なら小さい頃に使っていた絵の具のように水で薄れられます。
臭いも水性の場合あまり強くないので室内でするにはぴったりです。
水性の場合たいていのものが乾けば耐水性になるので塗ったあと溶けることはありません。
まあ、もちろん油性には油性の良さがありますが、最初は特に取り扱いの楽な水性がベターです。

筆はそれに合わせて水性専用のものを買いましょう。
ホームセンターなどで3本200円とかいうものもあったりしますが、それは避けましょう。
あまりに安物を使うと1回使っただけで根本にがっつり塗料がつまり使えなくなる可能性大です。
私の場合アクリル毛の70ミリを主に使っています。何度も失敗してこれに行き着きました。
上の筆の写真右2本がそうです。
小口など狭い面積を塗るための小さめ筆なども忘れず準備しましょう。

あと、木目を出すための塗料、ニスとステインでどうしてニスを選んだのかですが、割となんとなくですw
ちょっと前まで水性ステインを軽く塗って木目を綺麗に出して色を入れてからウレタンとかの透明を重ね塗っていましたが、水性ステインがなかなか手に入りづらくなってしまったのでカラーニスに手を出したってとこです。

塗料をどのくらいの量を買えばいいかはだいたいの目安として何帖分塗れるか
容器にかかれているはずなのでそれを参考に決めてください。

いかに準備が大切か

これはもう言わなくても分かるかもしれませんが、
ここまでの準備がきっちりできていることが一番の塗装を失敗しない方法といっても言い過ぎではありません。
例えばきちんと下に引かずにそのまんま塗装を始めたとしましょう。絶対塗料が下に垂れますよね?
すると、あわててふき取ります。そのまま焦って塗料をひっくり返す・・・なんてこと簡単に想像できます。
ボロ布あの棚にあるから必要なとき取りに行こうなんて考えてたら
いざ必要なときには手が塗料まみれでボロ布にたどり着くまでにそこら中汚しまくっちゃうとか。
ええ、体験済みですw

とにかく塗り始める前にすべての材料を準備し並べることが一番上手く塗装をするコツなんです。
もちろん服装も汚れていい格好に着替えてのぞみましょう


次回はヤスリ掛け編です。


月曜〜金曜更新!サボったらブログ削除!

↓ランキングに参加しています
にほんブログ村 その他生活ブログ そうじ・洗濯へにほんブログ村 その他生活ブログ 片付け・収納へ
にほんブログ村

スピロノラクトン